朝一番、松の根元に足をかけたとき、樹皮の下がまだ夜の湿り気を残しているのがわかった。 三重県四日市市尾上町、尾上別荘様の庭。 この木も、この石も、誰かが百年以上前に据えたものだ。 今日はその庭に、古くなった竹の伐採、苔の除草、落ち葉の清掃、消毒散布と、一日を通して手を入れさせていただきました。 手を動かしながら考えていたのは、今日の作業のことだけではなくこの庭を作った人たちが、何を思ってこの一本の松を、この一つの石を置いたのかということでした。 一日は高いところの片付けから始まり松の幹に体を預け、絡みついた古い竹を上から一本ずつ落としていく。 竹は軽いようでいて、枯れて水分が抜けたものほど扱いにくい。 この松を誰が植えたのか、もともとあったものなのか記録は残っていない。 ただ、この太さになるまで誰かがずっと見守り、剪定し、手を離さずにきたことだけは、幹に触れればわかる。 生垣まわりの片付けが終わる頃には、日はもう高くなっていた。次は庭の主役、苔に取りかかる。 苔は庭の顔だ。踏めば沈み、放っておけば他の草に負ける。今日は苔の間に入り込んだ雑草を手入れしました。...
source https://www.senteiyasora.com/post/yokkaichi-onoe-bamboo-moss-cleaning-2026-07
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