2026年8月28日金曜日

三重県鈴鹿市 竹林年間管理|竹を取りに来る人がいるということ

三重県鈴鹿市の淡竹(ハチク)林で、下草刈りと笹の整理を行いました。真夏が戻ってきたような日でした。 8月25日。子どもたちの竹デッポウ用に、何本か調達しました この日、園の方が竹を取りに来られました。子どもたちと、竹デッポウを作るそうです。 何本か、その場で調達しました。 私たちも嬉しいのですが、竹を使ってくれる人がいるということが、竹自身も喜んでいるように見えます。 竹は、使い方次第で可能性が無限にあるスーパー資材です。 光が届くようになった林床。伐った竹は運び出さず、その場に積んでいます 竹を減らすと、何が起きるか この竹林の管理は、2025年1月から続けています。最初に手をつけたのは、道路際ではなく搬入路でした。 道路沿いから先に伐ってしまうと、伐った竹を置く場所がなくなるからです。搬入路、平地、法面。この順番で進めてきました。 竹はだいぶ減りました。 ただ、竹が減ると、そのぶん光が地面に届きます。 6月4日。道路沿いの法面 7月11日。同じ道路沿い。刈り終えたところ 6月の記録に、こう書いてあります。光が入るようになり、下草の伸びが早くなった、と。...

source https://www.senteiyasora.com/post/%E4%B8%89%E9%87%8D%E7%9C%8C%E9%88%B4%E9%B9%BF%E5%B8%82-%E7%AB%B9%E6%9E%97%E5%B9%B4%E9%96%93%E7%AE%A1%E7%90%86-%E7%AB%B9%E3%82%92%E5%8F%96%E3%82%8A%E3%81%AB%E6%9D%A5%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%81%8C%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%A8

2026年8月26日水曜日

三重県菰野町庭園管理|根が斜面を支えている場所で、鳥が巣をかけていた|道路沿いの雑木の手入れ 2026年8月

三重県菰野町にてお庭手入れに伺わせていただきました。 道路沿いの斜面に、雑木が生えています。 その斜面を、枝打ちしながら下草の手入れをしてきました。笹が伸びて道にかぶさり、枝が電線に近づいていたところです。 作業をしながら、あらためて思いました。この斜面は崩れていない。土砂の流れ出た跡もない。長い年月、木の根がここを掴んでいるからです。 道にかぶさる枝と、伸びた笹 枝は落とすのではなく、抜いていきます。車と歩く人の頭の上を空けて、電線から離す。それだけできれば十分です。斜面の木を強く刈り込む理由はありません。 下草は、笹が主でした。道ぎわを刈って、斜面の途中まで手を入れています。全部を刈り払ってはいません。 土木の研究に、この効果を数字で調べたものがあります。今井久さんの調査研究では、根を含む土は、含まない土よりせん断抵抗力が20から30パーセント増すことが実験で確かめられています。 土が滑ろうとする力に、根が踏みとどまる力を足しているということです。 もうひとつ、この研究にはっとする一文があります。 斜面災害の9割以上は、崩壊の深さが2から3メートルの浅いところで起きている。そ...

source https://www.senteiyasora.com/post/shamen-zoki-edauchi-shitakusa-hiyodori-2026

2026年8月25日火曜日

壁の中に、鳥の部屋がある国|スコットランドが決めた法律と、日本のツバメ

外から見ると、ただのレンガ。 積まれた壁の一枚に、細長い口が開いている。中は空洞になっていて、鳥が入って巣を作る。 スイフトブリックといいます。 2026年1月28日、スコットランド議会が、すべての新築住宅に入れることを法律で決めました。 巣箱を建物に付けるのではありません。壁そのものを、巣にした面白い事例です。 決まったこと Natural Environment (Scotland) Bill という法案の、修正案141として可決されました。 提出したのはスコットランド緑の党のマーク・ラスケル議員。 スコットランド政府と、党派をまたいだ議員たちが支持しています。 条件は、合理的かつ適切と判断される場合。 実際の建築基準は今後12か月の協議で決まり、2027年から適用される見込みです。 英国の中で、義務化したのはスコットランドが初めてです。イングランドは4年間キャンペーンが続きましたが、法定の義務ではなく、計画指針の中で参考として触れるにとどまっています。 議会でこう述べられました。 この象徴的な種は、かつてスコットランド中、とくに都市部でごく普通に見られる鳥でした。...

source https://www.senteiyasora.com/post/tsubame-swift-brick-scotland-2026

2026年8月24日月曜日

芝生の水切れは、今年の空の乾きが最初に出る|三重県菰野町 庭の定期管理 2026年8月

朝いちばんに庭へ入ったとき、芝の色が違って見えました。 上から見ると緑です。しゃがんで指を入れると、葉の下、株の底のあたりが乾いていました。 三重県菰野町のお庭。6年以上、定期管理でお付き合いいただいている庭です。芝生と雑木と低木の花壇があり、散水の設備も入っています。それでも水が足りていませんでした。 庭の中で、いちばん早く水切れが出るのは芝です。 木の根は深いところまで伸びています。芝の根はそこまで下りていません。土の表面が乾くと、芝はすぐに影響を受けます。同じ庭でも、木がまだ平気な日に、芝だけが先に音を上げる。 だから芝は、その庭の乾きを最初に教えてくれる場所でもあります。 今年の夏は、暑いのではなく乾いていた 数字を見て、はっきりしました。 気象庁が公開している四日市の日別の記録を、7月22日から8月17日までの27日間で去年と比べています。 降水量 51.0mm → 15.5mm 1mm以上降った日 5日 → 3日 最小湿度の平均 56% → 48% 日平均気温 28.7℃ → 28.8℃ 雨が去年の3割です。そして日平均気温はほとんど変わっていません。最低気温が25℃...

source https://www.senteiyasora.com/post/komono-shibafu-mizukire-sansui-timer-2026

2026年8月23日日曜日

四日市市 庭園年間管理|石畳は5時間で8.6℃上がり、葉は0.7℃しか上がらなかった

三重県四日市市、明治の埋立地に建つ庭で、令和8年8月18日に年間管理を行いました。3人・1日、8時21分から15時51分までの作業です。 この日はサーモグラフィーを持ち込みました。同じ庭を、朝と昼の二回。 同じ面が一日でどれだけ熱を持つのか、数字で見たかったからです。 昼の休憩です。誰に言われたわけでもなく、みんな木陰に座ります。足元の玉砂利には日が当たっています。 この見慣れた光景の中に、どれだけの温度差があるのか。測りました。 まず、朝の庭です。9時57分。 樹冠が29℃。紫に沈んでいるところです。 同じ時刻、石畳の通路が31.9℃。オレンジ色の面です。 つぎに、昼の庭です。14時57分。 葉の表面が29.7℃。 同じ枠の下側、むき出しの地面が42.4℃。葉との差は12.7℃。 石畳が40.5℃。人が歩く道です。 同じ枠の右側、日陰の植栽が32.6℃。 朝と昼を並べると、こうなります。 石畳は31.9℃から40.5℃へ。5時間で8.6℃上がりました。 樹冠は29℃から29.7℃へ。0.7℃しか上がっていません。 同じ日、同じ庭、同じ空の下です。片方は8.6℃上がり、片方はほと...

source https://www.senteiyasora.com/post/yokkaichi-teien-thermo-2026-08

女性のためのハーブ。花も楽しめる香りと癒しのやさしい植物 クラリセージ

女性のためのハーブと呼ばれるクラリセージ。 クラリセージの精油に含まれる特徴的な成分スクラレオールは、女性ホルモンのエストロゲンと似た構造を持つとされ、女性特有の悩みであるPMS(月経前症候群)や月経不順、更年期などの悩みのケアに利用されています。 スクラレオールには、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンやオキシトシンを増やす働きがあるとも言われ、ストレスの緩和や、落ちている気分をポジティブにしてくれる働きも期待されています。 日中分泌されたセロトニンは、睡眠ホルモンであるメラトニンのもととなるので、質のよい睡眠へもつながりますね。 台風など気圧変化、そして猛暑、酷暑。 気候だけでもストレスフルな時期でもあるので、少しでも気分よくリラックスして過ごしたいもの。 (妊娠中の方や治療中の方は、精油の使用について専門家に相談してからにしてください) ところで、この植物の名前には、目にまつわる由来があります。 クラリセージの種子は、水に浸すとぬるりとした粘液を出します。 古い時代のヨーロッパでは、この粘液を目に入れて、目の汚れやゴミを洗い流すのに使っていたそうです。 そこから clear...

source https://www.senteiyasora.com/post/clary-sage-herb

2026年8月20日木曜日

サルスベリ(百日紅)の剪定と育て方|花が咲かない理由は、切る場所と時期にあります

サルスベリの花が咲かない。枝ばかり伸びる。そういうご相談を、夏の終わりによくいただきます。 原因はほとんどの場合、ひとつのことに行き当たります。 サルスベリの花芽は、今年伸びた枝の先につきます。 だから、夏に伸びた枝の先を切ってしまうと、そこにあった花芽ごと落とすことになります。逆に、冬に一度も切らなければ、枝は伸びるだけで花の数は増えません。 まず、どんな木かを見ておきます。 サルスベリはミソハギ科サルスベリ属の落葉樹で、原産地は中国南部です。日本へは室町時代ごろに渡来しました。 放っておくと高さ7メートルほどになりますが、庭木では3メートルから5メートルにおさめて使います。 まっすぐには伸びず、傾いて曲がり、枝を横に広げます。根元から萌芽するので主幹がはっきりせず、何本かの幹で横広がりの樹冠をつくります。 日当たりのよいところでないと、枝の充実も花つきも悪くなります。暖地性で、寒さには強くありません。土質は選びませんが、腐植質に富んで水はけのよいところが向きます。 幹の表面が磨かれたように滑らかで、猿も登れない木として猿滑りと呼ばれた。百日紅という字は、初夏から初秋まで約10...

source https://www.senteiyasora.com/post/sarusuberi-sentei-sodatekata

2026年8月19日水曜日

大人色の赤と黒。夏のガーデンに映える花 エキナセア ルージュノワール

夏のガーデンに映える花、エキナセア。 花のスタイルや花色がバラエティに富み新品種も多く登場している植物です。 暑さ寒さに強い性質で開花期も長いので夏場の庭の彩りにぴったりですね。 そのカラフルな色が魅力のエキナセア、今回撮影したのは画像のルージュノワール。 透明感もあるシックな大人色の赤色系の花びら、中央の漆黒部分にイエローのポイントが輪のように入るのが特徴です。 また茎も黒色で花色とのコントラストが美しく遠くから眺めても目を惹く印象的な雰囲気をもつ品種ではないでしょうか。 草丈は低めで比較的コンパクトな株立ちですが、花色も褪せない性質なので夏の間ずっと鮮やかにガーデンを彩ってくれそうですね。 ところで、この花の名前はどこから来たのでしょう。 エキナセアは、ギリシャ語でハリネズミを意味する echinos が語源です。 ウニを指す言葉でもあります。 由来は、写真の中央を見ればすぐに分かります。 あの盛り上がったトゲトゲ。 触るとチクチクするあの部分から、この名前がつきました。 そしてこのトゲトゲには、もうひとつ面白いところがあります。 エキナセアはキク科です。...

source https://www.senteiyasora.com/post/echinacea-rouge-noir

2026年8月18日火曜日

三重県樹木伐採の完全ガイド|費用・時期・法律・危険木の見分け方まで 三重県剪定伐採 剪定屋空

木を伐るという仕事は、切って終わりではありません。どちらへ倒すか、どう運び出すか、伐ったあとその木がどうなるか、そして法律やご近所との関係まで。一本の木を伐り終えるまでに、考えることはいくつも重なります。 このページは、樹木の伐採について、費用や時期、法律、危険な木の見分け方、樹種ごとなどに一つにまとめたものです。三重県の現場で剪定屋空が積み重ねてきた経験をもとに、ご自宅の木をどうするか考えるための参考として使っていただければと思います。 そもそも、その木は伐るべきか 伐採を考える前に、まずその木が本当に危ないのかを見ます。 剪定屋空では伐ることを先に決めず、木を診てから判断します。次のようなサインがあれば、一度専門家の目を入れることをおすすめします。 幹にサルノコシカケのような硬いキノコが出ているときは、幹の内部で腐朽が進み、空洞が広がっている可能性があります。 幹が大きく傾いているときも要注意です。少しの傾きなら問題ないこともありますが、明らかに片側へ倒れかかっているものは対策を考えます。 根元を踏むとフワフワと軟らかいときは、根が腐って支える力が落ちているサインです。...

source https://www.senteiyasora.com/post/miekenjumoku-bassai-kanzen-guide

2026年8月17日月曜日

夏の暑さに負けない花。涼し気なブルーを楽しむ サルビア サリーファン

やはり今年も酷暑…強烈な日差しの続く憂鬱な日々ですが、せめて庭の花の彩りは涼やかなイメージに仕上げたい。 そんな人にもおすすめの青色系が涼やかで美しいサルビア サリーファン。 サルビア サリーファン(Salvia farinacea)は、シソ科サルビア属の非耐寒性多年草で、非常に強健で4月~10月頃、夏の暑さにも負けず咲き続け観賞期間が長いのが特徴です。 一般的な実生系のブルーサルビアに比べて旺盛な生育力があり、可憐な花姿ながら夏でも成長しながら咲き続ける姿は逞しい限り。 草丈も30cm以上に成長するので、地植え鉢植えでもこんもりと美しい形になり、寄せ植えの中央部や立体感を出したいガーデンデザインにも向いています。 ところで、いちばん上の写真をよく見てください。 青い花の付け根、花を包んでいる部分が、白い粉をまぶしたように見えます。 これが名前の由来です。 学名の farinacea は、粉のような、という意味。 英語ではそのまま Mealycup sage、粉をふいたセージと呼ばれます。 粉に見えているのは、こまかい白い毛です。...

source https://www.senteiyasora.com/post/salvia-farinacea-blue-summer