2026年9月25日金曜日

鈴鹿市にてお庭の定期管理 笹は刈り込むだけでは足りません

三重県鈴鹿市のお庭で、定期管理をさせていただきました。 この日の主な仕事は、塀沿いに植わっている笹の手入れです。 笹の手入れと聞くと、表面をきれいに刈り込む作業を思い浮かべる方が多いと思います。ただ、それだけだと足りません。笹は地下茎で横へ横へ広がるので、刈り込むほどに、帯が年々太っていきます。 少しずつ手で笹を間引きながら、溜まった古葉を掃除していきます。あまり笹自体の感覚を開けすぎるとヤブガラシが生えてくる環境なので、密生させてつつ土は手で中耕しています。 膝をついて、手で刈り込む 間引くということ 現場でこんなやりとりをしていました。 このあたり、ちょっと間引いてもらって。この笹も間引いて。 どんどん進んできちゃうからね。 進んでくる、というのが笹の性質です。地面の下を走る茎が、少しずつ前へ出てくる。表面だけを刈っていると、その広がりには気づけません。気づいたときには、石畳のほうまで出てきています。 間引くというのは、混んでいる株を抜いて、風と光を通すことです。密になった笹は、中のほうが蒸れて枯れ上がります。枯れた葉が溜まると、見た目も悪くなる。...

source https://www.senteiyasora.com/post/suzuka-sasa-karikomi-mabiki-2026

ボタニカル・ライフから25年。植物本 日日是植物

エッセイスト、作家、ラッパーそして俳優と、活字から映像、舞台、音楽と多方面で活躍しながら独自の世界観を表現してきた著者、いとうせいこうさん。2000年前半にNHKで放映されていた子供向け視聴者参加番組にも出演されていましたね。そんな著者が書いた植物本 ボタニカル・ライフ から25年、まだまだ続いていた植物たちとの日々を綴ったエッセイが 日日是植物(にちにちこれしょくぶつ)です。 日日是植物 いとうせいこう著 自宅の庭で園芸を行うガーデナーに対し、ベランダで園芸活動をする人をベランダーと命名、そして今回はベランダーからルーマーへ。ルーマーは室内で園芸活動をする人、という意味合いのようです。著者も 思えばガーデナーからずいぶん遠くまで来たもの と記しているように、かなり創造力の必要な名称かもしれませんが、室内にビニールハウス(温室)を設置されているようですよ。 東京新聞での人気連載7年分の書籍化、2026年2月26日に発刊された264ページの本です。登場する植物たちは、ニチニチソウやパンジー、オリヅルラン、カネノナルキ、そしてシイタケ、マイクロ胡蝶蘭などなど。変わらずプロらしさのない...

source https://www.senteiyasora.com/post/nichinichi-kore-shokubutsu-ito-seiko-2026

2026年9月23日水曜日

ヌルデの木はかぶれない!? ヌルデとヤシャブシの伐採

強風で倒れた木の伐採。作業の開始直後 三重県菰野町のお庭にて、強風で倒れた樹木の伐採を行いました。ヌルデとヤシャブシの2本です。生垣の上に倒れ込み、覆いかぶさった状態でした。 その日は別の作業を予定していました。予定を変えて、こちらを先に片づけています。 生垣を覆い隠したヌルデ。生垣がどこにあるか分からない 写真の奥に生垣があります。木が丸ごと覆ってしまって、面が一つも見えていません。 ヌルデの木はかぶれないのか。 先に結論を書きます。ハゼの木などに比べてかぶれにくいと書いてある資料などもありますがかぶれるひとはかぶれます。 この木がかぶれるかどうかは、資料によって書いてあることが違います。 島根県はほとんどかぶれないと書いています。岡山県森林研究所はかぶれる植物として挙げています。近畿地方整備局の六甲山系植生電子図鑑は、ウルシの仲間なので肌の弱い人はかぶれる可能性があると書きます。東京生薬協会は、ウルシ科の中では比較的かぶれにくいといわれるが敏感な方は注意されたほうがよい、という書き方です。 ばらばらに見えます。ただ、並べてみると分かることがありました。...

source https://www.senteiyasora.com/post/nurude-kabure-yashabushi-bassai

2026年9月22日火曜日

美食家のパセリ。洗練されたスタイルと甘い香りのハーブ チャービル

フランス語でセルフィーユ、和名ではウイキョウゼリ、フレンチパセリとも呼ばれるハーブ、チャービル。 チャービルの繊細な葉 パセリ(オランダゼリ属)に似ていますが、セリ科シャク属の一年草でチャービルの方が葉の切れ込みが細かく入り、繊細で上品な甘い香り。美しい見た目から、美食家のパセリ(グルメのパセリ)とも呼ばれます。 南東ヨーロッパや西アジアの涼しい地域が原産なので、栽培に適した時期は3月から4月の春まきと9月から10月の秋まきが一般的。乾燥と強い直射日光を嫌うため、明るい半日陰で水持ちの良い土壌での管理、種を直接プランターなどにまく直まきが適しています。 種まきから約40日後と短期間で収穫できることも家庭菜園向き。中心の新芽を残して外側の葉から順に摘み取り、花芽をこまめに摘み取ることで、長く収穫を楽しむことができますよ。 料理での活用法は、サラダ、スープ、ドレッシング、魚・肉料理の風味付けやオムレツなどの卵料理と相性が良く、パセリよりもマイルドな甘い香りを活かしてフレッシュのまま使うのがおすすめ。 栄養面でもビタミンC、鉄分、マグネシウム、カロテンなどを豊富に含み、デトックス効果(...

source https://www.senteiyasora.com/post/chervil-cerfeuil-bishokuka-parsley-2026

2026年9月21日月曜日

ミステリーと植物。一次元の挿し木 に登場する紫陽花 アジサイ クローン

2026年夏に放映中のドラマ 一次元の挿し木。原作は2025年 このミステリーがすごい! 大賞 文庫グランプリ受賞の話題作でもあります。 雨に濡れるアジサイ ざっくりしたエピソードは、ヒマラヤ山中で発掘された200年前の人骨が、失踪した義理の妹のDNAと完全に一致という謎。関係者の不審な死や消えた過去の記憶、そして明かされる妹の正体と、二転三転する真実に驚かされる結末というヒューマンミステリー。 ストーリーが展開する中で、そこに登場する植物 紫陽花(アジサイ)にもスポットがあたり、紫陽花はクローンであるということもキーワードに。紫陽花は挿し木で増えるという性質から考えると、増えたアジサイは元のアジサイと遺伝子が同じ個体、ということ。 ソメイヨシノはクローンである、という話は良く知られている気がしますが、植物界において挿し木で増える植物、また球根が分球して増える植物、タネイモ、地下茎、ランナー、接ぎ木など考えてみればたくさん存在しますね。 動物、人間などのクローンというと怖いものというか未知のもの、という感覚もありますが、植物にとってはポピュラーなものなのだと気付かされました。...

source https://www.senteiyasora.com/post/ajisai-clone-sashiki-mystery-2026

2026年9月20日日曜日

去年、この松は葉が茶色くなっていました|三重県朝日町 黒松とマキの手入れ

三重県朝日町にてお庭お手入れ。去年、この松は葉が茶色くなっていました。 枝枯れも多かった。松は、弱ってくると先のほうから枯れ込んできます。遠目にはまだ緑に見えても、近づくと茶色い葉が混じっている。 二日かけて手を入れた黒松。三重県朝日町にて そのとき私たちがしたのは、剪定ではありませんでした。 消毒に伺ったときに、肥料を入れています。 剪定だけでは、弱った松は戻らない 松の手入れというと、揉み上げや古葉取りを思い浮かべる方が多いと思います。 たしかに形は整います。風も通ります。 ただ、樹勢そのものが落ちているとき、上だけ触っても戻りません。葉が茶色くなるのは、上で起きていることの結果で、原因は下にあることが多いからです。 だから去年は、肥料を入れて待ちました。 一年たって 今年の九月、二日かけて手入れに伺いました。 松を見上げて、まず思ったのは、樹勢がだいぶ戻ったということでした。葉の色が違う。茶色い葉が減って、緑が濃くなっている。 二日間の作業。奥の黒松に脚立を立てて、上から順に手を入れていきます 木の時間は、人の時間より遅い。...

source https://www.senteiyasora.com/post/asahicho-kuromatsu-maki-teire-2026

2026年9月19日土曜日

清楚な白い花…でも実は危険?毒性はある? セイロンライティア

セイロンライティア(学名:Wrightia antidysenterica)は、スリランカを原産とするキョウチクトウ科ライティア属の常緑低木。 セイロンライティアの白い花 熱帯・亜熱帯アジア、アフリカ、オーストラリアなどに約30種が分布する熱帯植物に分類され、日本では主に鉢植えや夏の花壇を彩る花木としてショップなどで苗木が流通しています。 名前の由来は、原産地であるスリランカの旧称セイロンと、属名のライティアを組み合わせたもの。英名ではホワイトエンジェル(white angel)とも呼ばれます。 開花時期が長いことも特徴的で、日本では主に5月から11月頃まで暑い夏の間も途切れることなく清楚な白い花を咲かせ続けてくれます。 五弁の星形、ジャスミンに似ている可憐な花ですが、香りはほとんどありません。花言葉もその花姿からイメージされる通り、清純、清楚など、ぴったりな雰囲気。 冬に枯れてしまうことが多いため一年草として扱われることも多いですが、明るい室内で越冬できれば翌年も楽しめます。 枝を折ると出る白い乳液。キョウチクトウ科の目印 枝を折ると、白い乳液が出ます...

source https://www.senteiyasora.com/post/ceylon-wrightia-white-angel-dokusei-2026

2026年9月18日金曜日

三重県四日市市高花平こども園様|園庭の樹木4本を台下げ。小さな脚立で樹木が手入れしやすい高さに戻す

三重県四日市市にある高花平こども園様で、園庭の樹木4本の台下げをしました。 サルスベリ、モチノキ、モミジ、カシの樹高下げを行いました。 手を入れる前のサルスベリ。花をつけたまま、樹冠が屋根を越えていました 台下げというのは、木の高さそのものを下げる手入れのことです。枝先を整えるのではなく、幹や太い枝を途中で詰めて、樹形の骨格から作り直します。 なぜそれをするのか。今回でいえば10尺の脚立を立てても、上に手が届かなくなっていた木もあり普段に管理に支障がでてしまっていたようです。また落葉機には落ち葉などもかなり落ちてしまうということで、今回はなるべく高さを低くして今後の管理をしやすくするご提案をさせていただきました。 園庭の木が大きくなると、困りごとが同時に増えます。 お隣の敷地へ枝が伸びる。落ち葉が入る。台風のあとに枝が落ちる。それでも、手が届かないと何もできません。そして手が届かない木は、次の年もその次の年も、手が届かないままです。 だから台下げは、木を小さくする作業ではありません。もう一度、人の手が届く範囲に戻す作業です。 園長様に、帰り際にこうお伝えしました。...

source https://www.senteiyasora.com/post/yokkaichi-takahanadaira-kodomoen-daisage-2026

2026年9月15日火曜日

三重県のクビアカツヤカミキリ|被害9市町と備える5市町。庭のサクラ・ウメの見方

三重県のクビアカツヤカミキリについて、2026年9月11日、国が防除戦略を決めました。 全国の市町村を4つに区分し、区分ごとに、やることを変える。その区分表に、三重県の14市町の名前が載っています。 私たちはは三重県菰野町で庭の仕事をしています。 お客様のお庭にサクラやウメがあるお宅も多い。 だから、この14市町がどこで、それぞれ何をすることになっているのかを、公開されている資料から調べました。 三重県の14市町が、国の区分に入っている 三重県の14市町が、国の4つの区分のどこに入っているか。参考資料2から一つずつ写しました 被害が出ているのは9市町です。 まん延地域が4、被害最前線地域が5。 残りの5市町は、まだ被害が出ていません。 隣が被害地域なので、備える側として名前が載っています。 菰野町もここです。 飛び地的被害地域は、三重県にはありません。 離れた場所で孤立した被害が出る、という段階にはまだなっていない。 まん延地域 桑名市、木曽岬町、朝日町、川越町 県の北の端、木曽三川に近い4市町です。 ここでの目標は、根絶ではなく、生息密度を下げることです。...

source https://www.senteiyasora.com/post/kubiakatsuyakamikiri-mie

2026年9月14日月曜日

The Invasive Plant Called One of the Worst on Earth — Alligator Weed's Spread Through Japan

Alligator weed, sometimes called one of the worst invasive plants on Earth, has been spreading through rice paddies and waterways in Japan. Here's what makes it so hard to stop, and how it was first traced to a paddy in Okayama Prefecture.

source https://www.senteiyasora.com/en/post/the-invasive-plant-called-one-of-the-worst-on-earth-alligator-weed-s-spread-through-japan