夏の日の朝早くに咲いた真っ青なアサガオ、多くの人が小学生のときに育てた記憶があるのではないでしょうか。
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その青さは、すがすがしい夏の朝を象徴するようで、まさに夏の風物詩といえる花です。
ところが、夕方にしおれた花を見てみると、真っ青だった花が青紫色になっている、もしくは紫色だった花が赤色になっているというような現象を見ることができます。
このような色の変化は、アサガオの花の色をつくりだしている「アントシアニン」という色素が関係しています。
この色素は色が変わりやすい性質を持っており、アルカリ性が強いときには青や紫系、酸性が強いときには赤紫系の色になります。つまり、アサガオは朝の元気なときにはアルカリ性が強く、夕方になってしおれてくると次第に酸性が強くなっているということです。アサガオの花の色の変化は、ある意味花の老化現象といえるでしょう。
そしておもしろいことにこの性質は、アサガオの寿命を延ばしても変わらないということが最近の研究で明らかになりました。遺伝子組み換えによって花の寿命を延ばしても、花の色の変化が遅延されることはないというのです。
「寿命を延ばしても、老化現象を抑えることができない」というのは、人間に当てはめてみても、様々なことを暗示しているようで興味深い内容です。
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