2026年5月25日月曜日

朝顔(アサガオ)牽牛花・蕣花・槿花、呼び名に刻まれた日本の植物文化

朝顔という名前は、「朝に咲く顔」という意味だ。でも、この花の本当の名前はもっと多い。 牽牛花(けんぎゅうか)、蕣花(しゅんか)、槿花(きんか)——どれも同じ花を指す別の呼び名だ。それだけこの植物が、長い時間をかけて人の暮らしに入り込んできたということだろう。 庭師として夏の庭を見ていると、フェンスや塀に絡まる朝顔の姿が目に入ることがある。一日花なのに、毎朝きちんと咲く。その繰り返しに、どこか頭が下がる思いがする。 このページではこれまで書いてきた朝顔関連の記事をひとつにまとめた。名前の由来から文化史、品種の話、グリーンカーテンとしての使い方まで、幅広くお届けします。 牽牛花・蕣花——呼び名の数だけある、人の気持ち 「アサガオ」という名は平安時代から使われている。だが、中国から薬草として渡ってきたころの名前は「牽牛花(けんぎゅうか)」だった。 牽牛とは、七夕の彦星のこと。朝に咲いて昼には萎む花を、天の川を渡る星に重ねた感覚が伝わってくる。 「蕣(しゅん)」という字は、わずか一日で散る花を表す漢字だ。一日で終わるのに美しい。だから人は名前をつけ、詩に詠んだ。 →...

source https://www.senteiyasora.com/post/asagao-pillar-japanese-flower-culture

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