三重県菰野町にて、お庭管理に伺わせていただきました。この日の手入れは、白壁の上に並ぶアラカシです。 朝八時。壁の上が、ひとつながりの緑の帯になっていました。 枝先に黄緑色の葉が固まっています。夏に伸びた枝です。 朝8時。壁の上がひとつながりの緑になっている アラカシは伸びが早い樹種です。春に伸び、梅雨が明けてもう一度伸びる。ひと夏で、壁の上の高さが変わってしまいます。 この生垣に、刈り込みバサミは入れません。すべて剪定です。一本ずつ、枝を抜いていきます。 理由は、カシの性質にあります。 造園書の庭木 樹形と仕立て方には、刈込みは徒長枝や胴吹きを誘発し形を乱す、と書かれています。自然にまとめるよう心掛けるとも。 刈った面は、翌年もっと強く吹きます。表面だけが密になり、内側は光が届かずに枯れ込む。伸びの早い樹種ほど、この差が早く出ます。 刈るのではなく、太い枝を抜きながら剪定していきます。 春から伸びた小枝を必要な数だけ残して、あとは枝元から抜く。残した枝は葉を二枚か三枚つけて先を詰める。庭木の管理12ヵ月にある、年に一度で形を保つやり方とほぼ同じです。...
source https://www.senteiyasora.com/post/komono-arakashi-ikegaki-sukashi-sentei-2026
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