古い庭園で樹木が元気を失う時、原因はいつも地上にあると思っていませんか。剪定が足りない。肥料が不足している。害虫がついている。確かにそういう場合もあります。でも、現場で何度も出会うのは、そのどれでもない。 足元。土です。 三重県四日市市にある尾上別荘庭園。明治33年の創設から今年で126年。この庭は丁寧に育まれてきた場所です。でも数年前から、樹木たちが静かに弱まり始めていました。葉は薄く、枝先は枯れ込み、幹の太さの割に勢いがない。オオシマザクラからはアルビノのひこばえが出始めました。水はけも悪くなっていた。 原因を探るために、2社の分析機関に依頼して、土そのものを徹底的に見つめることにしました。その結果が示したのは養分がない」ではなく養分が届かない土という問題でした。 現場からの問い「土が呼吸していない」 現場で作業をしていると、時にふと違和感を覚えることがあります。踏んでも沈まない土。スコップが入らない地面。根元を掘ろうとしても、コンクリートのように固い。 そういう場所の樹木は、決まってどこか元気がない。これは肥料や薬ではなく、土の構造そのものの問題だ」と考えました。...
source https://www.senteiyasora.com/post/onoue-soil-regeneration-2026
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